【C93】第1回全日本「なめらか」選手権募集要項【新刊コピー本】
2017年12月30日コミックマーケット93・東キ‐50a「かきまぜぼう」にて頒布する新刊コピー本『野﨑まどコピー誌(滑)』(仮題)にて、以下の企画を行います。
第1回全日本「なめらか」選手権 ※ゴロの良さ優先
【内容】
『小説家の作り方』(野﨑まど メディアワークス文庫)にて登場するキーワード「なめらか」にちなんで、皆さんの思う一番なめらかな「なめらか」を募集いたします。
【応募要項】
・期限: 12月27日
・A5サイズ1ページ以内
・モノクロ印刷に耐えられるもの
・1人1作まで
【優勝賞品】
当日飾ろうと作ったものの、大きさが良く分かっておらず大きく作り過ぎてしまった『野﨑まど合同誌(続)』表紙デザインポスター(A0サイズ)
(サンプル)
【審査方法】
・適当。「な、なめらか~ぁっ!」って思えるもの。
(野﨑まど先生が審査してくださるなら一任します。ご連絡お待ちしt)
以上です。なにか分からないことがありましたらTwitter等にて受け付けますのでお気軽にどうぞ!(必要があればこのページも更新します)
ご応募お待ちしております!!
(あ、あと通常の寄稿もぼちぼち募集しています。ただ、ページ数をある程度想定した上で、今回未寄稿の方優先になりますのでご了承ください。)
関係ありそうでなさそうな記事
【C93】野﨑まど作品二次創作合同誌の追加作成のお話【募集終了】
前回の記事(寄稿募集終了)はこちら。
2017年12月29日~31日に開催されるコミックマーケット93(C93)に当選し、2日目の12月30日(土)に東キ-50aでサークル参加することになり、本日無事に合同誌を入稿することが出来ました。みなさまご寄稿ありがとうございました。
ただ、今回私の宣伝が遅かったばっかりに締切までに間に合わなかったという方がいらっしゃったようでした。(申し訳ありませんでした……)
アイデアが出ていたのにこのまま全てを無しにしてしまうのは勿体ない!という私の勝手な思いから、合同誌をもう1冊作ることにしました。
んで、今回間に合わなかった方が何人かいらっしゃるのでコピー本くらいは作りたいなと思ってます。
— 邸 和歌@C93土キ-50a (@yasiki_waka) 2017年12月7日
選択肢としては、
・27日締切50部程度でコピー本
・19日締切50部程度でオンデマンド本
(どちらもページ制限あり?)
ですが、どうでしょう?
まだ、コピー本かオンデマンド本か(締切がいつになるか)は確定していませんが、
→ 上記のアンケートの結果オンデマンド本になりました。
もしご都合が着くようでしたらぜひご寄稿のご検討をお願いいたします。
なにかご質問などありましたら私のTwitterアカウントまでご連絡ください。
サークル情報的なのはこちら
https://saiharayayaya.wixsite.com/yasikiwaka
合同誌の概要は以下の通りです。
【合同】
・締切は12月19日です(18日までに貰えると滅茶苦茶ありがたいです)。
・全年齢向けです。ご了承ください。
・一般向けとして出します。内容について質問などありましたらtwitterにてご質問ください(判断について私の主観が入りますことをご了承ください)。
・この同人誌は基本利益ゼロで考えております。ご協力いただきました方には完成本1冊をお渡しさせていただきますが、原稿料はお出し出来ません。申し訳ありません。
・掌編、短編、中編、長編小説や、漫画・絵・書評・写真・POPなどなど、紙媒体にて掲載できる形状のものであれば1ページ、1文字から募集しています。
・紙媒体以外でのものにつきましては基本委託でお受けします。何かありましたらご相談ください。
・同人誌のサイズは、A5サイズを予定しております。
特に絵や漫画はサイズ調整お願いいたします。(小説などの文字系統はこちらで編集し、確認を取っていただく予定です)
※栄光印刷様にて刷らせていただく予定です。
Q&A よくある質問|同人誌印刷|株式会社 栄光|栄光情報最前線
・基本モノクロになりますが、なにかご希望がありましたらご連絡ください。
・作品のやり取りは基本メールでお願いいたします。もし他の手段が必要になるなど変更がありましたらその都度ご相談させていただきます。
(メールアドレス:saiharayayaya@gmail.com)
以上になります。
もし気になる点などありましたらお気軽にtwitterのリプライにてお声がけください。必要に応じてこちらにも加筆修正を行いたいと思います。
出来るだけ楽しく魅力溢れる同人誌を作れたらと思っております。予定が未定でも結局作品が間に合わなくても大丈夫ですのでお気軽にご参加ください!
どうぞよろしくお願いいたします。
【C93】野﨑まど作品(正解するカド含む)二次創作合同誌作成予定のお話【募集終了】
大変遅くなりましたが……
2017年12月29日~31日に開催されるコミックマーケット93(C93)に当選し、2日目の12月30日(土)に東キ-50aでサークル参加することになりました。
C93当選してました。正解するカドお疲れ様本とか出せたら良いですね。野﨑まど本もバビロン絶叫朗読会のレポートとかを……(やる予定なし)
— 邸 和歌@C93土キ-50a (@yasiki_waka) 2017年11月2日
サークル名:かきまぜぼう(土-東キ50a)
https://t.co/oLf9zS0ctr #C93WebCatalog pic.twitter.com/rmhezk4iUw
それに伴いまして、もし野﨑まど作品(正解するカド含む)の二次創作諸々を合同で出しても良いという方がいましたら、是非お気軽にtwitterにてご連絡いただければと思っています!
サークル情報的なのはこちら
https://saiharayayaya.wixsite.com/yasikiwaka
そこで、簡単な概要をここでまとめさせていただきます。
【合同】
・今回は頂けた原稿の内容と数によって出す冊数を考えます。例えば正解するカドに関する原稿が多ければ正解するカド単独での合同誌を発行します。
・全年齢向けです。ご了承ください。
・一般向けとして出します。内容について質問などありましたらtwitterにてご質問ください(判断について私の主観が入りますことをご了承ください)。
・この同人誌は基本利益ゼロで考えております。ご協力いただきました方には完成本1冊をお渡しさせていただきますが、原稿料はお出し出来ません。申し訳ありません。
・掌編、短編、中編、長編小説や、漫画・絵・書評・写真・POPなどなど、紙媒体にて掲載できる形状のものであれば1ページ、1文字から大募集しています。
・紙媒体以外でのものにつきましては基本委託でお受けします。何かありましたらご相談ください。
・作品の期限ですが、12月5日でお願いいたします。
・同人誌のサイズは、A5サイズを予定しております。
特に絵や漫画はサイズ調整お願いいたします。(小説などの文字系統はこちらで編集し、確認を取っていただく予定です)
・表紙は出来ればカラーで、中身はモノクロの予定です。紙の質など、希望がありましたらかち合わない限り出来るだけ要望にお応えしたいと思っていますのでお気軽にお申し付けください。
・作品のやり取りは基本メールでお願いいたします。もし他の手段が必要になるなど変更がありましたらその都度ご相談させていただきます。
(メールアドレス:saiharayayaya@gmail.com)
以上になります。
もし気になる点などありましたらお気軽にtwitterのリプライにてお声がけください。必要に応じてこちらにも加筆修正を行いたいと思います。
出来るだけ楽しく魅力溢れる同人誌を作れたらと思っております。予定が未定でも結局作品が間に合わなくても大丈夫ですのでお気軽にご参加ください!
どうぞよろしくお願いいたします。
【その25】正解するカドの個人的解釈【2017/7/4時点】
私のツイートを載せているだけになります。ご了承ください。
正解するカドは、これまでの野﨑まど作品と一線を画す作品上の構造をしていると思ったところから始まります。
※前提知識として、野﨑まど作品の多くにおいて、何かしらの超越した能力を持つヒロインに主人公が振り回されるという構造があります。その過程で起きるいくつもの現象と、それらが収束し1つの結論へ、どんでん返しがありつつ行き着く流れが野﨑まど作品の魅力になっています。
難しい構造してるんだよね。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
過去の野﨑まど作品から言えば、ストーリー上ヒロインはザシュニナで主人公が真道で、ザシュニナが繰り広げる異方の力に振り回されて、最後一矢報いるもどんでん返しでやっぱりザシュニナが凄いってなるようなものだったんだよ。でもそこが違った。
でも最終回から逆算すると、実はザシュニナが主人公で、真道をはじめとした人(類)がヒロインだった。ザシュニナは主に真道から与えられた情報や感情に振り回されて、それでも異方の力で人をコントロールしようとして一矢報いるもどんでん返しでやっぱり人が凄いってなったんだよ。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
ここでミソなのが、ザシュニナが振り回されていることに対して、ザシュニナが自覚していないし人も振り回していると自覚していないとこ。この部分が表面化したのが9話あたりであり、潜んでいた構造が表立ってきた回になった。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
沙羅花の存在意義は、表面上(潜在的には一貫している)の主人公側とヒロイン側が逆転した、ハッキリ目に見える象徴としての役割なのかな、と。沙羅花が異方存在であったという9話ラストの開示から明確に異方存在の物語が明らかになっていったし
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
深層:異方存在ヤハクィザシュニナのファーストコンタクト
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
表層:人類のファーストコンタクト(~8話)→異方存在のファーストコンタクト(9話~)→両者のファーストコンタクトの特異点(12話)
あ、捕捉。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
もう1つこれまでの野﨑まど作品と異なる点を挙げるとすると、
・主人公から見た驚くべき現象の数々
・現象の数々が繋がって収束していく
・1つの結論へ行き着く
この流れのそれぞれの場面に使う時間が違った。収束が相対的に短くてそこをもっと見たいという意見が出やすいかも。
人側だと現象までで8話使ってるし、ザシュニナ側からでも現象が11話ギリギリまで使ってる。収束に使われた尺が短くてしかもそのなかでどんでん返しがあるからある程度野﨑まど作品の知識だったりが必要になってたかも。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
結末として、幸花という異方存在と人類のファーストコンタクトの特異点が「私もまだ途中なの」と言うことは、その後もずっと続いていく物語であり、「考え続けなければならない」物語であるという意味。それは犬束首相の会見での今後の展望(フロンティア)への発言でその意味を重ねて伝えている。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
幸花がザシュニナのことを「悪いやつじゃなかったよ」と言ったのは至極当然で、ファーストコンタクトにおいて対応が適切であることはほぼ有り得ない。過度になるのが当然で、たまたま人類側から見ればザシュニナの行動が過度で悪にも見えかねなかったことに対しての人(視聴者)へ向けたフォローかなと
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
だから、リアリティー()で言えば幸花のあのセリフは必要無かったかもしれない。でもこれはアニメでフィクションで作品で、客・視聴者がいるからそこへの最低限のフォローが必要だったのかな。それがちゃんと伝わりきるかは別として(まずこの解釈が適切なのかも分からないわけで)
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
野﨑まど作品的ともいえる主人公・ヒロインの配役が二重になっており、深層=異方存在側から見れば過不足ないSF作品になっていると思う。人類側から見れば、過不足のあるSF作品かもね。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
だから、レビューとかで言われている人の感情の動きや政府市民の動向、急な恋愛要素の介入などは、それらを全く知らない・分からない異方側の視点からすれば細かい過程はあったのか無かったのか分からないものであり、結果の現象しか観測出来てなかった、それを映し出していたと見れば個人的には納得
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
アニメってそれに触れる人口が多くて、出来るだけ多くの人たちに面白いと思ってもらう・分かってもらうという形態のものであるとするならば、もう少しその変遷がゆるやかで伏線などもより分かりやすくするのがアニメ作品としては正解だったかも(そこら辺はけものフレンズが上手かったところかな)
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
でも、そこに気をとられ過ぎず、現状のアニメ制作における課題に挑戦して作り上げられたこの作品はきっと凄く貴重で、そのなかで最大限のパフォーマンスとクオリティと面白さを作り上げられた作品だと思う。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
大好きな野﨑まど先生が関わり、東映アニメーションが野﨑まど先生の良さを生かしつつ素晴らしいクオリティで作り上げてくださった、考え続けられる作品に出会えて本当に良かった。感謝しかありません。本当にありがとうございます。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年7月3日
まだ考え続けている途中ですが、少しまとまりが出てきたかなと思ったので記録として残させていただきます。
【その24】正解するカド10話まで終えての妄想【ネタバレ注意】
関連前記事はこちら。
6月17日(金)にTOKYOMXにて正解するカド第10話「トワノサキワ′」が放送されました。
衝撃の第9話から引き続き、壮大な背景が明らかになり、少し涙する人もいたのではないでしょうか。
OPから明けると、「I―年」という表示とともに、幻想的な映像が始まりました。
それから、
「キ.自」
「ワ.他」
「キ.感知
見る」
と、文字が浮かびあがってきます。
段々とそのカタカナたちが会話をしている様相となり、それらが異方存在であることに視聴者は気付きます。
すると、映像はこの宇宙の始まりを映し出し、
「キ.稀有な現象だ.初めてのことだ」
と言われます。
その後しばらくその様子を観察している異方存在たちのなかで、
「キ.」と「ワ.」が「行こう」「待ちきれない」と言い、
宇宙=異方特異点に触れてみたい、近づきたいという欲求から、この宇宙にやってきます(その際、ザシュニナとは異なり、多くの情報を失った状態でやってきます)。
※実際に2人が来たのかどちらかだけ来たのかははっきりしていません。発言からの読み取りなので少なくとも1人はこの宇宙にやってきた、というのがより正確です。
時には海の中、植物に、動物にと乗り移り、
24年前、徭沙羅花の体に乗り移ります。
※どの程度まで異方存在の意思が介入しているかの明確な描写がないため、「乗り移る」という表現が正しいか分かりません。
徭沙羅花はその後、父との温かさに触れながら成長しました(ここで改めて人のことを理解したのでしょうか)。
回想は終わり、9話ラストのシーンへ。そこで異方存在ツカイサラカがザシュニナからの問いに答えます。
「私はこの宇宙の一番のファンだから!」
後半パートはザシュニナの感情の揺れ動きが見て取れます。
是非見て欲しいので、あらすじは割愛します。
では、本題(ここからが妄想パートです)。
↑ 部分点もらえる程度には合ってた……?
【オチについての妄想】
ザシュニナの最終目的は、「人を異方に連れていく。何度失敗を重ねようとも1人成功すれば良い」ということでした。
これが、ザシュニナにとっての“正解”のようですね。
しかし! まだアニメは2話残っています。
そして! このアニメのタイトルは『正解するカド』です。
脚本の野﨑まど先生の著作は、紆余曲折どんでん返しが何度起きようとも、最後は必ずタイトルに則した終わりを迎えています(作品全体を示している場合は除く)。
つまり、「カドが正解する」
これがこの物語のラストになると私は考えています。
カドが意思を持っているかはまだ分かりません。ただ、少なくともカドが用いられた結末であることは私の中では放送前からぶれていません。
では、どういうオチが妄想出来るか。
10話まで見て、改めて実写パートのあるPVを見てみました(実写パートの重要性は、上記にもリンクを貼った【その22】で言及しました)。
改めて実写パートを見て、「もしかして」レベルの妄想が自分の中で出てきました。
今、この実写PV見て、もしかして……って思うことあるんですけど……https://t.co/3gdHX4Ghe3
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年6月16日
役と関係ないとしたとき、この3人って……このセリフって……
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年6月16日
異方存在視点?
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年6月16日
・10話にて、異方存在が人として生きていけることが徭沙羅花によって示唆されたこと
・ザシュニナの“正解”が、真道によって否定されたこと
・カドを用いた何かが「正解」になると予想していること
から、
「ザシュニナが感情と人の価値(=真道という、コピーでは再現出来ない唯一無二の存在の価値)を得ることにより、ザシュニナと真道の間で新たな交渉が成立し、最終的には変換機構であるカドによって異方存在がこの宇宙にやってくる」
と予想し、実写PVでの
「当たり前が変わった」(三浦さん)
「常識が変わった」(M・A・Oさん)
「必然が変わった」(赤羽さん)
「あの日から世界が変わった」(3人)
が、人類視点でも異方存在視点でも取れるんじゃないかなと思った次第です。
(ツイートでは役と関係ないとしたときと言ってますが、関係あったとしてもいけるかなと今は思ってます)
個人的には、この妄想が合ってるか合っていないかというよりは、
『正解するカド』が、真道の信条通り「双方に利益が生まれる」大団円であることを祈っています。
このままザシュニナが敵のようなまま・不憫なまま終わるわけがないですもんね!
最後の最後まで目が離せない『正解するカド』。みんなが辿り着く「正解」まで見届けたいと思います。
当ブログで掲載している画像、動画、引用文等の著作権は各権利者所有者に帰属します。
【C92】野崎まど作品・正解するカド二次創作合同誌作成予定のお話【募集中】
※2017年6月13日最終更新
(合同誌の掲載基準について追記しました)
2017年8月11日~13日に開催されるコミックマーケット92(C92)に当選し、2日目の8月12日(金)に東キ-51aでサークル参加することになりました。
◎貴サークル「かきまぜぼう」は、土曜日 東地区“キ”ブロック-51a に配置されました。
— 邸 和歌@C92(土)東キ-51a (@yasiki_waka) 2017年6月9日
それに伴いまして、もし野﨑まど作品および正解するカドの二次創作を合同で出しても良いという方がいましたら、是非お気軽にtwitterにてご連絡いただければと思っています!
そこで、簡単な概要をここでまとめさせていただきます。
【合同】
・野﨑まど作品と正解するカドの2つに分ける予定です。それらをメインにしたものを募集いたします。
・全年齢向けです。ご了承ください。
・一般向けとして出します。内容について質問などありましたらtwitterにてご質問ください(判断について私の主観が入りますことをご了承ください)。
・この同人誌は基本利益ゼロで考えております。ご協力いただきました方には完成本1冊をお渡しさせていただきますが、原稿料はお出し出来ません。申し訳ありません。
・掌編、短編、中編、長編小説や、漫画・絵・書評・写真・POPなどなど、紙媒体にて掲載できる形状のものであれば1ページ、1文字から大募集しています。
・紙媒体以外でのものにつきましては基本委託でお受けします。何かありましたらご相談ください。
・作品の期限ですが、7月19日でお願いいたします。(18日までにいただけるととても助かります)
・同人誌のサイズは、
野﨑まど作品二次創作本:A5
正解するカド二次創作本:正方形(182×182=B5の短辺)
にする予定ですので、特に絵や漫画はサイズ調整お願いいたします。(小説などの文字系統はこちらで編集し、確認を取っていただく予定です)
・表紙は出来ればカラーで、中身はモノクロの予定です。紙の質など、希望がありましたらかち合わない限り出来るだけ要望にお応えしたいと思っていますのでお気軽にお申し付けください。
・作品のやり取りは基本メールでお願いいたします。もし他の手段が必要になるなど変更がありましたらその都度ご相談させていただきます。
(メールアドレス:saiharayayaya@gmail.com)
以上になります。
もし気になる点などありましたらお気軽にtwitterのリプライにてお声がけください。必要に応じてこちらにも加筆修正を行いたいと思います。
出来るだけ楽しく魅力溢れる同人誌を作れたらと思っております。予定が未定でも結局作品が間に合わなくても大丈夫ですのでお気軽にご参加ください!
どうぞよろしくお願いいたします。
【その23】正解するカド前半戦を振り返った違和感について【考察かも】
関連前記事はこちら。
※0~6話までのネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。
TVアニメ『正解するカド』が第6話まで放送されました。先の読めないストーリーや、CGであることを忘れてしまうほど作り込まれたアニメーションなど魅力たっぷりの当アニメは、徐々に盛り上がりを見せ、総集編6.5話を挟んで後半戦へと続いていきます。
春アニメ残留率その後。「正解するカド」6話残留率は躍進してついに「106%」 春アニメで初めて100%超えを達成し残留率トップに躍り出ました。畳み掛けるような5話、6話で急上昇。今後の展開が楽しみな作品です。 #正解するカド https://t.co/XM5ajMdSL1 pic.twitter.com/NPxevFD1zC
— CK@デジモノに埋もれる日々 (@ckom) 2017年5月14日
ここまでで、個人的に気になったことについて考えてみたところがあるので、つらつらと書いていきたいと思います。
まず前提として、私は『正解するカド』の脚本を担当している作家・野﨑まど先生のファンです。野﨑まど作品がとても好きで、先生の作品を通じて感じていることがあります。それは、「何気ない描写でも少しでも気にかかるようなものについては不要なものはない」ということです。
野﨑まど作品は、野放しの伏線が多くあり、特に説明をすることはありません。「気付ける人だけ気付けばいいよ」とでも言うかのようなものですが、それでも無駄な描写はほとんどないように感じています。
だからこそ、この『正解するカド』においても、気になる点はどこかできっと何かと繋がっている。そう私は考えています。
また、Twitterで「正解するカド」と検索して感想などを見ていると、好意的な意見が多い中でも、「都合が良すぎる」「これは変だ」といった意見もちらほら見受けられます。
このような意見・指摘は、妄信的な視点から見てしまっている私にとってとても貴重であり、そのようなツイートのおかげで気付けたことも多くあります。そのうちの一つがこのあと書いていくものでもあります。皆様も今後是非気付いたことなどを積極的にツイートしたりしていただけると私が喜びますのでどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前置きはこの程度にして、本題に入ります。
そういったことから、『正解するカド』における「都合が良すぎる」点や「変」な点について考えていきます。
第1話において、突如羽田空港に現れた超巨大立方体“カド”に対し、日本政府は適切な対応をしていきます。現状把握、人道に沿った方針を執り、有識者による検討・実験をしています。しかしそれらの対応はむなしいほど何も成果を得られず30時間が経過。もう打つ手は無いかと思われたその時に、謎の人物ヤハクィザシュニナが彼らの前に現れます。
つづいて第1話のラスト・第2話の冒頭で、ザシュニナは人類に語りかけます。これが、異方の力とのファーストコンタクトです。それに立ち会った人は動揺します。
第1話、21:25以降でザシュニナの声に反応する人々が描かれています。耳に手を当てる者(羽深など)、周りを見渡す者など反応は様々です。中でも特徴的なのが品輪彼方で、周りを見渡しもせず、耳に手も当てず、少し首を傾げる程度です。
会議室にいた人たちは一堂に同じ方向を向きます。その後羽深と犬束が映し出されますが、耳に手を当てていた羽深より先に、耳に手を当てていなかった犬束が映像に視線を戻しています。(ちなみにこの時点で徭はまだ出て来ていません、海外からちょうど帰ってくるところです)
これには明確な差異があります。その判断材料になるのが2話冒頭(0:45~)の二人のセリフです。
羽深「普通の音じゃない、耳元で突然発生したかのような……」
品輪「すごい! 脳に沁み込んでくるみたい!」
この二人のセリフは全く同じ現象に立ち会ったにも関わらず、表現の違いでは説明しきれない明らかな差異があります。
では、この差異は一体どこから生まれたのか。
二人がセリフを言った瞬間、それぞれ画面はツーショットになっています。
羽深・犬束のツーショット
御船・品輪のツーショット
このツーショットは、左側にいる人物は耳を押さえていた人物・右側にいる人物は耳を押さえなかった人物です。
これまでの違和感ある描写から、一つの仮定が生まれます。
「ザシュニナの声(=異方の力)に対する反応・影響は人によって差異がある」
ということです。
これについて
第2話、6:00~で、ザシュニナからの交渉の一般公開という有り得ない提案に対して羽深たちが戸惑う中、犬束はすぐに「全人類がこの事件の当事者である」と受け入れ、その提案を受けることを決めます。これは、一国の代表者の判断としては少し性急な判断であるように感じます。
これは、第5話におけるワムの製造方法の全世界公開を決断するところで明確になります。一国の元首程度がすぐに判断してはいけないものをあまりにも簡単に決断していると。それは、国連の反応を見れば明らかです。彼らは言いました、「暴走」であると。
第1話では適切な判断・対処が出来ていた首相をはじめとした内閣がこのような方策を執った原因は、異方の力におけるものではないでしょうか?
(第6話において、生物がカドに取り込まれた場合、カドの操作を徹底していても神経系に微弱な影響が出る可能性があるとザシュニナは言っています)
そしてその異方の力の影響は人によって差異があり、
異方の感覚を手に入れやすかった品輪はワムを作れる
その品輪よりワムを理解しているのが真道
なのです。
(ちなみに根拠はありませんが、ワムを理解できる候補者として、ザシュニナがまだ一度も会っていなかった品輪を選べたのは、最初にザシュニナが声を人に伝えた際に、その反応を何かしらの形でザシュニナが把握していたからなのではないかと思っています。)
(また、もしかしたら犬束がワムの製造方法を公開する決断した理由の一つに、犬束自身もワムが作れた、というのが考えられます)
では、その品輪よりもワムを理解できている真道はどうなっているのか。
第1話、11:58辺りで、ザシュニナは異方の力を用いて過度なコミュニケーションを真道に行います。それは脳に直接影響を与えています。真道もその深刻な影響に対して、(なんだこれは! なんだこれは! なんだこれは!!)と言っています。
(ちなみに第6話において、ザシュニナは真道を「カドによる処理を施した最初の人物」としか言っておらず、それは真道がカドの外に出るための処理であるとは言っていません。それよりも前に、カドを用いたと思われるこの過度なコミュニケーションが関係しているとも考えられます。そしてそれは「過分に成功した」。)
第1話の次のシーンではザシュニナが叫び始めます。それに対して恐ろしいほど察しが良い真道は「意思疎通の手段を模索している」と分かります。その後も各話において真道は恐ろしいほどザシュニナとの意思疎通が上手くいきます。その異常さは、近くにいる花森や徭の反応からも明らかです。
例:ザシュニナとの邂逅における花森の戸惑いと真道の全て受け入れた態度の差異
ザシュニナと真道があまりにも普通に話している事におかしさを感じる徭と感じない真道
ファーストコンタクトにおける意思疎通の難しさは他SF作品で多く表現されていますし、Febri vol.41に掲載された「正解するカド通信」での野﨑まど先生へのインタビュー内でも、
「異文化交流の際に、二者の間に大抵なんらかの障壁が存在します。」
と書いてあります。
しかし、ザシュニナと真道の意思疎通はあまりにもスムーズです。ではその理由は?
考えられるのは1つです。
異方の力によって真道は変わってしまった。
これは、能力に限った話ではありません。おそらく考え方・価値観も変わっています。
その根拠は、第0話~第1話冒頭での描写と第3話以降の描写にあります。
第1話冒頭において真道は、「自分の利益を勝ち取るのが交渉の目的だ。だが相手を打ち負かしてその場の利益を得ても、長い目で見れば必ずしっぺ返しが来る。双方に利益が生まれることが自身にとっても最大の利益なんだ」と言っています。それは0話での話で行動としても描写されています。
しかし第3話においては、ワムの拡散について、真道は産油国が反対しているという事態を予測しているのにもかかわらず、産油国(その他エネルギー産業)に対してのフォローを一切していません。これは真道の信念とは全く逆とも言える行動です。
更には、第6話において真道は自分が一切寝ていないことについて気が付いていませんでした。
あり得ません。
いかに物事に集中していようともこんなことがあってはいけません。
これらのことから、真道は少なくとも脳が根本的に変化していると考えられます。
以上のことから、違和感の原因でもあり第6話までのストーリーの重要人物でもある真道・品輪・犬束は、異方による影響を人よりも多大に受けていると考えられます。
これらが、私の考える正解するカドにおける現実的な判断・対応からかけ離れた「違和感」の原因です。
余談ですが、
真道・品輪・犬束という異方の影響が大きい人物に対して、影響をほとんど受けていない人物がいます。そう、徭沙羅花と花森瞬です。(特に徭沙羅花)
徭沙羅花・花森瞬はザシュニナのファーストコンタクトに立ち会っておらず、描写上もザシュニナを異方の者として適切に扱っています。
また、この二人は偶然なのか、「決定は閣議決定と同等の効力を有する」カド対策本部の代表交渉官と「首相相当」の権限を持つ異方担当特使です。
(ついでに言うと、メインキャラにも関わらず第6話まででストーリー上の目立った活躍がありません。)
きっと彼らが後半戦において重要な役割や活躍を見せることになると私は考えています。
考えれば考えるほど多くの考察や可能性が浮かび上がってくる『正解するカド』は間違いなく今後も面白くなるアニメです。
是非後半戦も一緒にその行く末を見守っていきましょう!!