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身から出た寂

堪えきれず出てしまった一人言を5人くらいに見て欲しい、そんな自己承認欲求を満たすための場所です。野崎まどについてばかりになると思います。

もう1つの20歳の誕生日

雑記

今週のお題「20歳」

20歳になると何があるか。
お酒が飲めるようになったり、タバコが吸えるようになったり、少し意識を高くすれば選挙権だの年金支払いだのが出てくるだろう。
おおまかに言ってしまえば社会的に大人として認められる年齢みたいである。


幸運な事に私は一年浪人させてもらい、20になる年に大学生となった。

そんな19歳の大学生に入学早々降りかかってきたのが家計の問題だった。

父が借金をこさえていた。どこから作られたのか訊いても応えは無かった。
これまで黙っていてくれたのは大学受験に専念してもらいたかったからであろう。そのお陰でなんとか私も大学に入れた。私立の。


少し自慢になるのだが、私は国立大学も受かっていた。ただ、自分のしたい勉強をするには私立の大学の方が適していたのだ。

悔やんだ。なぜ、国立を選ばなかったのか。そっちの方が偏差値も良いし就職も有利だったはずなのに。大して究めようとも思ってない学業をなぜ第一に考えてしまったのだろうか。

更に言えば現役の時だって希望の学部では無いにせよ私立の大学に受かっていたのだ。

両親に100万単位の余計な受験費用を掛けさせて、更には学費の安い国立を選べたのに選ばなかった。

優しい両親に甘えていた結果は多額の金銭的負担という親不孝だった。


なんとか私は奨学金を幾つか借りたり貰ったりすることで学費の負担を大きく減らすことが出来た。
しかし、私が国立と私立の大学で悩んでいるとき両親はどんなことを考えていたか、私立を選んでしまった時の心境はどうだったのか。そんな事を考えると今でも胸が苦しくなる。


私がひとつ大人になった日、20歳の誕生日はきっと、借金があることを知った日なのだろう。