ちょっとその1000円、野﨑まどにかけてみない?
私の大好きな作家、野﨑まど
2009年にメディアワークス文庫賞を受賞・デビューしてから7年が経とうとしています。
SF作品を読む方、軽妙な会話劇が好きな方、笑える短編を望む方、結末が想像を超えていくワクワクドキドキする作品が読みたい方など、多くの方が満足する作品を世に出しています。よく森博嗣・伊藤計劃・西尾維新といった作家と並べられ、時には筒井康隆の名前が上がるような、注目必至の作家です。
私は野﨑まど作品がとても好きでこれまでずっと追いかけてきましたが、これから野﨑まど作品を読もうとする人たちは一体どれくらいのお金をかけることになるのだろうと疑問を抱いたので計算してみることにしました。
ついでにまず買って読んでみて欲しい作品も紹介します。
これから野﨑まど作品を読もうと考えている人の参考になれば幸いです。
先に基準を挙げておきますが、今回は野﨑まどが直接関わったものかつ現在購入可能なものに限定しています。作品が雑誌で紹介されたといったものなどを除くためです。
もしそういうのも欲しくなったら手当たり次第調べれば何とかなるので一緒に頑張りましょう!
【作品一覧】
野﨑まど作品の一覧は以前まとめたものがあるのでそちらを見てください。
今回はあくまでもその合計額がどの程度かについて調べるだけです。
以下記載されている順番は、
タイトル : 文庫(紙媒体)価格 : 電子書籍価格 とします。
※電子書籍版は2016年10月24日現在の価格です。一部セールになっていて普段より安くなっているものもあるかもしれません。
※作品順はレーベルや傾向をまとめた上での刊行順にしています。
また、タイトルは一部省略しているものもあるのでご了承ください。
『[映]アムリタ』 : 572円 : 530円
『舞面真面とお面の女』 : 594円 : 550円
『死なない生徒殺人事件』 : 572円 : 530円
『小説家の作り方』 : 572円 : 530円
『パーフェクトフレンド』 : 594円 : 550円
『2』 : 767円 : 710円
『なにかのご縁』 : 637円 : 590円
『なにかのご縁2』 : 616円 : 570円
『野﨑まど劇場』 : 659円 : 610円
『野﨑まど劇場(笑)』 : 659円 : 610円
『know』 : 778円 : 702円
『ファンタジスタドール イヴ』: 648円 : 583円
『バビロンⅠ -女ー』 : 745円 : 522円
『バビロンⅡ -死ー』 : 778円 : 544円
『NOVA+ バベル』 : 994円
『アステロイドツリーの彼方へ』:1404円
「小説現代2014年1月号」 : 448円
紙媒体の合計金額 :12037円
電子書籍の合計金額 : 8131円
いかがでしょう?意外と安いでしょうか?高いでしょうか?
本来であればここまでで記事を終わらせても良いと思いますが、これから野﨑まど作品を読まれる方のために、少しだけおすすめの導入本を紹介します。
1.SF作品を好む方
やはり代表作でもある『know』がおすすめです!
超情報化社会になった2081年の京都舞台にした、「知る」とは何かというテーマが展開されていくSF作品です。2013年日本SF対象にもノミネートされました。
2. 軽妙な会話劇が好きな方
デビュー作である『[映]アムリタ』がおすすめです!
楽しい会話劇はもちろん、天才・最原最早が映画作成の経過で見せる異常現象とその結末に登場人物、ひいては読者も魅了されてしまう……。最原最早、恐ろしい子……っ!
この作品が気に入ったら刊行順に『2』まで読みましょう。間違いなく面白いです!
- 作者: 野崎まど,森井しづき
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/12/16
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 252回
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3.笑える短編を望む方
『野﨑まど劇場』がおすすめです!
短編集ですが、どれも独創的でツボを突かれたら一巻の終わり。あなたは野﨑まどの虜になってしまいます。インタビュー記事を読んでから購入するか考えても良いと思います。
電撃 - 【Spot the 電撃文庫】独特のセンスに圧倒される“野﨑まど空間”がここに! 『野﨑まど劇場』を執筆した野﨑まど先生にインタビュー!
- 作者: 野崎まど,森井しづき
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 21回
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4.結末が想像を超えていくワクワクドキドキする作品が読みたい方
最新シリーズの『バビロンⅠ -女ー』をおすすめします。
いや、本当は『[映]アムリタ』から順に読んで欲しいのですが、被ってしまうので一応こちらを紹介。これは『バビロン』シリーズが面白くないのではなく、その逆であまりにも“ヤバい”ので『[映]アムリタ』から慣らして欲しいという意味なのでご注意を……。
さて、いかがでしたでしょうか?
もし、今あなたが1000円札をお持ちなのであれば、今すぐ書店もしくはamazonで1冊野﨑まど作品を購入してみてください!
普段本を読み慣れていない人でも読みやすく、そしてとても面白い世界が待っています。
では、次は野﨑まどにハマった時にでもお会いしましょう!